
今話題の「壁ドン教育」騒動ですが
事の発端は
「人生100年時代の結婚と家族に関する研究会」
(以降、研究会と表記)
にありました。
その研究会は内閣府ホームページに
活動記録が明記されており
昨年の5月18日から第1回の会議が始まり
なんと今回(4月7日)で11回目の開催となっています。
「人生100年時代の結婚と家族に関する研究会」とは?

趣旨に記載通り
日本の家族の形が(以前と比べ)大きく変化しているから
そこに問題があるのではないか?
という事について
「結婚」をキーワードに切り口が展開されております。
ただ、過去の資料を見ていくと
気になる資料がありました。
その資料がコチラ



作成された方には大変申し訳ないですが
流石にここまで
未婚の方の現実との乖離はないのでは?
と違和感を覚えました。
この後にご説明しますが
この違和感だけではありませんが
このような情報が今回の騒動を
暗に示唆していたのでは無いかと想像してしまいますね。
そして今回4月7日に行われた会議。
その資料を見てみましょう!
4月7日に開催した研究会の資料①
今回の資料を担当された小林 盾さん。


大学の教授であり大変素晴らしい経歴を持たれた先生です。
全資料を読みましたが小林先生のまとめによると


恋愛は「幸せのエンジン」!
がキーワードになりそうです。
また、資料に記載がありましたが
恋愛から結婚につながるのは
全体の87.3%!
だそうです。
そのような観点に着目して
今回の「壁ドン教育」等につながったのでしょうか?
そして、先ほどお伝えした違和感ですが
「3 婚姻状態と幸福率」の表で
現在既婚が不幸と示されている割合ですが
女性は14.8%
男性は16.6%
とのこと。
皆さん、日本の離婚率をご存じでしょうか?
3組に1組が離婚していおり
離婚率は約35%です!
それを踏まえると
既婚者が不幸だと思う方は
もっと多いのではないか?
と思います。
つづきます。
4月7日に開催した研究会の資料②

少々語弊がありそうですが
男女とも恋人多いほど=恋愛経験人数です
そのまま読んでしまうと
二股三股…になっちゃいますので
ご注意ください。
経験豊かだと恋愛に対する
引き出しが多くなるので
うなずける点ではあります。


分析の結果
男性は草食化
女性は肉食化!
単純に経済力に対する価値観の変遷
とも見受けられます。
つづいてQ3
ハンサム・美人ほど恋愛?(経験している)
容姿レベルを0~10に分けてありますが
個人の好みが反映されていませんか?
それと評価して頂いた評価者の性別は均等だったのでしょうか?
そして、TVでも大きく取り上げられていたのが

発言したのが
「キャバクラ嬢」なのか
「小林先生」なのかは不明ですが
恋愛の資格は
男性は80キロまで
女性は60キロまで

一体なにを基準に
この設定値になったのでしょうか?
疑問です。
ここを皮切りに
じわじわと佳境に向かいます。
4月7日に開催した研究会の資料③


先生の仰りたい理論は分かります。
恋愛格差が生じている点を改善したい!
そのアプローチが
恋愛支援!!
ということ。

ここで登場しちゃうんですよね
壁ドンを教育
告白を教育
プロポーズの練習
恋愛ゼミ
みなさま、このような流れで
恋愛支援の内容が大きく注目をされてしまったのです。
「壁ドン教育」のまとめ

今回はマスメディアの情報の切り取り方に
悪意を感じますが、兼ね小林先生は
資料のように課題を明確にされています。
本記事をお読み頂いたみなさまには
一部の切り取りだけでなく
公平な目線で判断して頂けたら幸いです。

面白おかしく取り上げれば良いだけ!と言うのは
いい加減にメディア陣には卒業してもらいたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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