もう悩まない!迷わない!部下の育成に役立つ1つの方法

部下を持つようになると必ずぶち当たる悩みが部下育成が上手くいかない事

参考書籍やサイトで情報を集めると「尊敬される上司の姿」や「目標の設定を活用する方法」など表面的な手法を知る事は出来ます。

しかし、育成の成果が出ない根本原因は明記されていません。

そこで今回、僕が20年間で約500名の育成結果を出してきた「部下の育て方を具体的に」ご説明致します。

本記事では

  • 部下育成で最も大切な事
  • 部下が理解する型を考える
  • メラビアンの法則をキチンと活用する
  • 部下の理解する「型」を探り可視化させる
  • グラフの活用方法

にてご説明します。

目の前の悩みを建設的に改善したい方は ぜひ最後までお読みください!

目次

結論:部下育成で最も大切な事

部下育成で最も大切な事

部下が本当に理解する「型」を知り、その「型」にあったアプローチを行う

① 部下が部下が理解する「型」とは?

人はモノ・コトを理解する為に言語・聴覚・視覚・実践をそれぞれのバランスで構成しています。

理解する型とは
理解する型=言語情報+聴覚情報+視覚情報+実践経験

この公式を僕は理解する「型」と呼んでいます。
(※以下文より「型」で略記)

実際に僕は過去20年間、約500名のスタッフ育成を行い、個々の「型」を探りながら効果的に指導をしてきました。

② なぜ、理解する「型」を考察する必要があるのか?

それは「伝えた事を100%で相手に理解してもらう為」です。

この目的がブレると育成は上手く進みません。

例えると、ガソリン自動車に軽油を入れるようなものです。

同じ燃料の油なので走行は出来ますが、そのうち走行不能となります

それだけ重要なポイントです。

「型」の考察にメラビアンの法則を活用する

メラビアンの法則

メラビアンの法則を活用するメリット

ロジカルに部下を把握する事で、的確な情報量を与える事ができムダが減ります。

メラビアンの法則とは

アメリカの心理学者アルバート・メラビアンが提唱した法則です。

人はコミュニケーションの際に

言語情報が7%(会話)

聴覚情報が38%(声のトーンや話すスピード)

視覚情報が55%(顔の表情や身振り手振り)

で影響を与える(感情や態度を判断する)という法則です。

別名で7-38-55ルール3V(verbal/vocal/visual)の法則とも呼ばれます。

その為、コミュニケーションが相手に与える影響は

コミュニケーションで相手に影響を与える順位
視覚>聴覚>言語

また

言語情報=言語コミュニケーション
見える感情

視覚/聴覚情報=非言語的コミュニケーション
見えない感情

と区分けされます。

<実験の例>

怒った顔の人(視覚)が優しいトーン(聴覚)で好きです(言語)と言うと、言われた方は「好きです」という言葉と表情の矛盾から、それは嘘だろう本当は嫌いなのだろうと受け取ります。

影響の優劣通り、言語より視覚を優先した結果です。

メラビアンの法則:間違った理解

聴覚情報と視覚情報の合計が93%と比率が高いため、非言語的コミュニケーションを優先する事

もし、非言語的コミュニケーションだけを重視すると疑心暗鬼する機会が増え、言い争いが頻発するでしょう。

メラビアンの法則:正しい理解

言語・聴覚・視覚情報のいずれかが矛盾していた時に、人はどのような優劣で判断するかを示す法則である。

その時の判断指標が視覚情報>聴覚情報>言語情報という事。

また、いずれかが矛盾すると情報が上手く伝わらない。

メラビアンの法則を正しく活用するには

言語情報=聴覚情報=視覚情報が
矛盾なく一致する事が絶対条件である。

部下の理解する「型」を探り可視化させる

① 部下本人に直接聞く

最初に建設的なコミュニケーション確立の為に伺う意図を伝える

本人の自己判断で良いので言語・聴覚・視覚・実践のバランスを教えてもらう

② 言語・聴覚・視覚・実践のバランスをテストする

理解=言語+聴覚+視覚+実践

※テストの前提条件として、実践は言語・聴覚・視覚のテスト平均値から算出

<テストの方法>

1つの業務を部下に依頼する時を活用する

STEP
業務マニュアル(文章)だけを読んで実践

実践後にフィードバックを行い、「どのような補足」があればもっと完璧に出来たか?を確認

STEP
業務マニュアルの口頭説明だけ聞いて実践

実践後にフィードバックを行い、「どのような補足」があればもっと完璧に出来たか?を確認

STEP
業務マニュアルの動画を見て実践

実践後にフィードバックを行い、「どのような補足」があればもっと完璧に出来たか?を確認

STEP
テストの結果を集計

①~③のテストを基に、言語・聴覚・視覚・実践のバランスを測って下さい。

また、今後の実践データを参考にして、常に指標のアップデートが必須となります

STEP
テスト集計方法の例

先ほどのテスト①~③の出来高をベースに各10点満点で評価します。

①言語 3点

②聴覚 5点

③視覚 8点

④非言語の全体比率81%➡8.1点扱い

⑤実践結果①~③の平均 5.3点

※④について①~③の合計点数が分母、②~③の合計点数が分子で計算

導き出されたグラフは

これで理解する型の可視化が完了です!

グラフの活用方法

先ほどのテスト結果より、その人の傾向が見えてきます。

理解=言語+聴覚+視覚+実践

メラビアンの法則では7:38:55でしたが先ほどのテスト結果からは19:31:50となり法則と異なります。

このテスト結果のバランスを活用し、この部下は言語・聴覚・視覚の情報量を調整する事で実践による結果が向上します。

※実践の積み重ねで指標となるグラフは常に更新して下さい

まとめ

今回のまとめです。

部下の育成に携わる際は、必ず理解をしてもらえる関係性を作らなければなりません。

その関係性をロジカルに把握する方法が理解する「型」の可視化です。

ここが正確に構成されていれば、部下一人ひとりに合わせた指導が出来ます。

明日からのコミュニケーションは言語情報・聴覚情報・視覚情報に着目しトライして下さい。

素敵な上司になれると信じています。

最後までお読み頂きありがとうございました!

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