
みなさん、5S(ごえす)ってご存じでしょうか?
巷では書籍も数多く出ていますが
主に工場などの製造業をはじめ
飲食店などのサービス業で用いられている
職場環境の維持と改善
生産性の維持と改善
を整理・整頓・清掃・清潔・躾の5つのSをテーマにて管理する手法です。
さて、その5Sについて本記事では
5S が圧倒的に分かりやすく、個人スキルの大幅成長に役立つ方法
をスバリ!説明しております。
こういう方にピッタリです↓
- 新入社員の方
- 管理職候補の方
- 接客業の方
- 生産性を上げたい方
- 社内で活躍したい方
では早速行ってみましょう!
5Sを習得すると「どんな人材」に育つのか?
みなさんが一番気になる答えだと思いますが
5Sを習得すると
ヒト・カネ・モノ・情報などの管理が効率良く出来るようになり
そこから「多くの気付き」を得る事が出来る人材に育つ
僕の経験から導き出した5Sの本質です。
特に「効率良く」と「気付きを得る」
という点が大切です。
なぜ、「効率」と「気付き」が大切だと言うのかは
それがビジネスの重要なファクターだからです。
「効率」がもたらす良い事の実例
1.ムダ・ムラの削除ができる(コスト削減)
2.ムダが減る事で時間が創出できる(新しい事へのチャレンジ)
3.自分のノウハウを持つ事ができる(個人の価値向上)
「気付き」がもたらす良い事の実例
1.素早くイレギュラーに気付き、トラブルを小さいうちに対処できる
2.お客様の変化に気付き、営業の機会を得ることができる
3.社内での不正に気付き、会社を守る事ができる
4.部下の小さな変化に気付き、悩みを聞く機会ができる
5.自分自身の価値が向上し、出世する
分かりやすい点で僕自身の実例を挙げてみました。
いかがですか?
興味が湧いてきませんか?
では、次の項目から5Sの基本説明に入ります。
そもそも5Sとはなんぞや?

5S本と呼ばれる書籍には細かい事まで区分けしていますが
本当に必要なことだけを分かりやすくお伝えします。
①整理とは
必要なモノと不要なモノを分けて不要なモノは全部捨てる事
意味はそのまんまです。
その場所に、その人に、不要なモノはすべて廃棄します。
②整頓とは
それぞれのモノについて置くアドレス(場所)を固定させる事
但し、関わる人が複数いる場合は全員にルールを周知してもらう
③清掃とは
整理・整頓された状態を「常に」「パッと見で」分かるように
ゴミなどの余計なモノを取り除きクリーンな状態に保つ事
④清潔とは
※ここからは僕のオリジナルノウハウになるので他書籍との違いが出てきます
整理・整頓・清掃の基本の3Sが常に回っている(機能している)状態です。
⑤躾(しつけ)とは
整理・整頓・清掃・清潔を理解し、体現できる人材を輩出する組織の要員
この5項目は意味をしっかりと理解しないと活用できませんので
メモをしてくださいね!
「モノ」での活用方法は?
この5項目ですが、一番のポイントは
5Sの90%は整理と整頓で決まります!
それはなぜか?
冒頭で記載した「気付き」を得るためのフレームになるからです。
では、「モノ」の代表例として飲食店の5Sを説明します。

上記の写真が「整理」と「整頓」そして「清掃」の行き届いたフレームです。
お客様が来店され、食事が終わり退店されたとします
そこで想像できるのは
①使用後の散らばった食器類
②お箸のゴミ
③口を拭いた後のナフキン
でしょうか。
そこで活用するのが最初の写真のフレームです!
最初の写真と比べて
イレギュラーが発生したモノ・場所を
元の状態(写真の状態)と比べて
取り除いて(整理)、新しい食器を元の位置に置く(整頓)
そして綺麗な状態(清掃)にするだけなんです。
これが「モノ」に対する5Sを活用した例になります。
「モノ」を5Sで管理する場合はフレームをムダ・ムラなく作り
フレームに沿って「はみ出たイレギュラー」を取り除く
そして、フレームの状態に戻すという事
「ヒト」ではの活用方法は?

「ヒト」の場合は
「モノ」とは違いフレームが目に見えません!
しかし、そこでコミュニケーションを活用する事で
「人物像を把握する事」が出来ます
これが前述の「モノ」の時と同じく
「ヒト」の管理のフレームの役割になります。
「ヒト」のフレーム=人物像を知る事で構成される
さて、ここで言う「ヒト」に当てはまるのは
- 自分の同僚
- 自分の部下
- 自分の上司
- お客様
- 取引業者様 等
あなたに関係する「ヒト」全てに活用する事が
大きなメリットと言えるでしょう!
しかし、「ヒト」を知るというのは簡単ではありません。
その為のコミュニケーションは「ただ会話をすれば良い」
ではなく、「そのヒトを知るため」という
目的をもって接する事でより効果的な人物像の把握が出来ます!
「ヒト」の人物像(フレーム)を構成するためには
目的をもってコミュニケーションを積み重ねる事!
そして、コミュニケーションの質が高いほど
常にアップデートされた人物像のフレームで管理が出来るようになります!
では、その目的をもったコミュニケーションとは
どのような会話をすると効果的なのか?
次項目にまとめます。
人物像を引き出すためのコミュニケーション

オーソドックスな手法は5W1Hでの投げかけ
WHEN:いつ
WHERE:どこ
WHO:だれ
WHAT:なに
WHY:なぜ
HOW:どうやって
みなさんにもなじみの深い言葉ではないでしょうか?
単純にオープンクエスチョンで自由に答えてもらい
上記の5W1Hで話題を掘り下げていく事で
とにかく相手から多くの情報を引き出す
これがシンプルかつ有効です。
例えば、判断が付きやすい点を挙げると
論理的または感情的な人なのか?が分かったり
そのバランスも見えてくるでしょう。
人物像を引き出すテクニックは
5W1Hで話を掘り下げて情報量を増やす
そこから人物像を形成していく
まとめ
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました!
5Sの活用がしっかり出来ると部下が100名いても管理できます。
実際に僕は最大118名まで1店舗を運営していましたので
経験を重ねれば大丈夫です!
特に営業マンだとお客様のルックスや内面での「誤差」に気付き
相談に乗ったりする機会も増えると思います。
それでは今回のまとめです。
5Sは効率よく気付きを得る事が出来るスキル
モノよりもヒトからの気付きを得るのが難しく
その為には、相手を深く知るコミュニケーションを重ねる事。
コミュニケーションの回数と質がアップデートされる事で
より管理がしやすい人物像を構成できる。
その結果としてイレギュラーに早く気付き先手を打てる
全てが順調に進んでいく結果をもたらす
今後も、活用しやすいスキルや事例を共有していきますので
明日は実践でチャレンジしましょう!