
近年、食用昆虫が話題になっていることはご存知ですか?
昆虫料理は昔から日本でもありましたが、ここ最近では、栄養バ ランスが良いスーパーフードとして、「コオロギ」が世界中の人々に注目されています。

スーパーフードを簡単に言うと、ビタミン、ミネラル、抗酸化物質がたっぷり含まれていて、体の健康を保つのに役立つ食品のことだよ
さらにコオロギはエビのように淡白で甲殻類のようにおいしいです!意外ですよね?
驚きなのは昆虫料理のレシピ本が出版され売れている事実。
え?マジで?って感じです!



内山昭一さんが「楽しい昆虫料理」という本を出していますよ!
2015年9月の国連サミットで決まった国際目標「持続可能な開発目標」
一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか「SDGs」
その一環として「コオロギ」が脚光を浴びているのです。
2022年には給食にコオロギパウダーを使って注目が集まりました。
参照:食用コオロギの粉末を使ったコロッケの給食(徳島県)



生徒からの評判は良く、2月も新しいメニューに挑戦するようです。
政府や大手企業も一丸となって支援しているコオロギが、栄養食として全国区に広まるのは確実であるといえます。
また、日本では、食用コオロギの養殖事業が増えており、NTT東日本はスタートアップ企業と協力してコオロギを食料源として育てる試みを行っています
参照:NHKニュースNTT東日本 食用コオロギの養殖を支援へ



日本国内ではすでに3社が起業し、運営されています。
本記事では、未来の栄養食スーパーフード【コオロギ】の徹底解説していきます。
- 食用コオロギの基本
- 安全な食用コオロギの選び方
- 食用コオロギのメリットとデメリット
- おいしいコオロギのごちそうレシピ
- SDGsの観点からみる食料としてのコオロギ
それでは、食用昆虫が誘う未来予想図。
本編へ歩み進めましょう。
この記事には不快と感じる可能性がある画像を含んでおります。
ご了承のうえ、本編をご覧ください。
食用昆虫 コオロギとは


食用コオロギとは、世界中で人々の食生活に取り入れられている昆虫の一種です。
昆虫食は古くから人類の食生活に存在し、近年は栄養バランスが良く、環境にも優しいというメリットから注目を集めています。



日本では今も昆虫食が伝統として一部地域にあります。
イナゴ・ハチノコ・カイコは有名です!
食用コオロギは、繁殖や栽培が容易であり、さまざまな形態や味があります。日本だけでなく、アフリカや南米など世界各地で食用昆虫として取り入れられています。
食用コオロギは、高タンパクで栄養価が高く、ビタミンやミネラルなどを多く含んでいます。また、脂質や炭水化物も含まれており、体に必要な栄養素を補うことができます。
今回は、食用コオロギについて詳しく紹介します。食用昆虫が初めての方や、食用コオロギに興味がある方は是非参考にしてください。



はじめてはドキドキですね!
食用コオロギの種類


食用コオロギは高タンパクで、世界中の多くの文化圏で見ることができます。
主な有名な食用コオロギは3種あります。
- ヨーロッパイエコオロギ
- タイワンオオコオロギ
- フタホシコオロギ
特にタイでは養殖が盛んにおこなわれており、ポピュラーな食品です。



タイワンオオコオロギは4cm~5cmだよ
コオロギの食用に向けた昆虫食の安全性と注意点


昆虫食は近年、新しい食料ソースとして注目されています。その中でもコオロギは、栄養価が高く、美味しいと評判です。しかし、食用昆虫としてのコオロギに向けた食用には安全性や注意点もあります。
昆虫食は、環境や地球温暖化に対する負担が少ないというメリットがあります。また、栄養価も高く、肉と同じような味があると言われています。このため、昆虫食を取り入れることで栄養バランスも良くなり、健康にも役立つと考えられています。



コオロギは特に小さい場所で養殖が可能です。
SDGsの注目株ですね!
しかし、昆虫食に向けた食用には注意点もあります。昆虫は家畜のような環境で生育することもあり、汚染される可能性があります。また、昆虫食を作る際に使用する飼料も安全かどうかにも注意が必要です。
コオロギに向けた食用には、昆虫食の安全性と注意点も含め、慎重な検討が必要です。適切な飼料や育て方を検討し、安全かつ栄養価の良いコオロギの食用に挑戦してみてはいかがでしょうか。



安全性を考慮して国内企業の商品を選びましょう
食用コオロギの食べ方とレシピのアイデア


食用昆虫というと、未だに新しい概念であり、新しい経験ということもあります。そんな食用昆虫の中でも、コオロギは人気の食材となっています。ここでは、コオロギの食べ方とレシピのアイデアをご紹介します。
食用コオロギは、炒って食べる、フライにして食べるなど様々な食べ方があります。また、コオロギを使った料理も沢山あります。例えば、コオロギと野菜を炒めたサラダ、コオロギの素揚げ、コオロギのタコスなどです。
簡単な食べ方としては、コオロギを揚げて塩をふって食べるという方法もあります。これは、コオロギの脂肪やタンパク質を食べて、直に栄養を補うことができます。



コオロギは「エビの味」!
今回は食べやすさを考慮し、コオロギパウダーを使った簡単なアイデアをご紹介します。
- スパゲティ
- ピザ
- ポタージュ
- グラタン
- カレー
これらのレシピは、味の濃いソースやスープに混ぜることで、美味しいものが作れます。また、食用昆虫を食べることで、さらに栄養バランスの良い食生活を楽しむことができます。



僕は餃子のネタにまぜてみたいな~
食用コオロギの栄養と健康メリットとデメリット


これまでに述べた通り、コオロギは高い栄養価を持つことから、経済的で健康的な食料として注目されています。では、食用コオロギの栄養と健康メリットとデメリットを詳しく見ていきましょう。
栄養面のメリット
食用コオロギは、たんぱく質、鉄分、亜鉛、カルシウム、マグネシウム、ビタミンなどの体に重要な栄養素を含んでいます。
また、コオロギは1匹でたんぱく質65%、脂肪20%、繊維5%で形成されているため、1匹で多くの栄養を摂取できます。実にコオロギは、牛肉の2倍もの量のたんぱく質が含まれています。



コオロギは牛肉の2倍タンパク質!
健康面のメリット
コオロギのような昆虫には、かなりの量のビタミンB群が含まれています。B1 は炭水化物の代謝を助け、B2 は脂肪をエネルギーに変えるのを助け、B12 はタンパク質の代謝に関与しています。
また、ビタミンB12は、免疫力を高め、健康な髪、肌、爪の生成を助けるなど、多くの健康効果があります。
コオロギ1匹で1日に必要なビタミンB12を摂取することができるので、不足しがちな栄養素を補うのに最適です。



見た目からは想像できない栄養食品です!
デメリット
食用コオロギには、一部の人々がアレルギー反応を起こす可能性があります。甲殻類やナッツ類でアレルギーのある方は控えましょう。
また、昆虫食に対する興味が高まっていることから、正規の製造者でないものも多く存在します。これらの商品は品質が低いことがあり、食品安全上の問題がある可能性もあります。タイやカンボジアが代表的な生産国になりますが、不安な方は国産を選びましょう。



アレルギー注意です!
甲殻類やナッツ類
食用コオロギの未来と可能性:新しい食料ソースとして


近年、環境問題や人口増加によって食料問題が取り上げられることが増えています。その中で、新しい食料ソースとして食用昆虫が注目されています。その代表格として食用コオロギがあります。
しかし、食用昆虫はまだまだ知られていないものも多いのが現状です。食用コオロギも同様です。そのため、安全性や栄養価に関する知識や情報の整備が必要となります。



この記事も広報の一環になりますように。
SDGsの観点だと、食用昆虫はタンパク質やミネラルが豊富で、牛肉や羊肉などの従来の家畜よりも少ない土地や水や飼料で生産できるという持続可能な食品です。また、温室効果ガスやアンモニアの排出量も少なく、地球にやさしい食物といえます。
このような背景から、食用コオロギの未来と可能性について考察することは、新しい食料ソースの開発に向けた一歩となるかもしれません。
これからの時代を先取りしてみましょう!



ぜひ、一度ご賞味ください。